初めて食べるエチオピア料理は、土佐の皿鉢料理のように一枚の大皿に幾種類もの料理が盛り付けられた形で運ばれてきました。
少し薄めのあずき色の筒状にまとめられたものが、同じお皿に人数分乗せられていました。
見た目の印象がちょうどお手拭のようなので正直違和感を感じます。
挽いた穀類(イネ科のテフと言うものだそうです)を発酵させた生地をクレープ様に焼いて、お手拭タオルのように丸められたこれは“インジェラ”という主食だそうです。
味は甘みとともに軽く酸っぱ味のあるものでした。
食感は、大きめの気泡のあるカステラをちぎれない程度に腰のある薄めにした感じかな。
スプーンやフォークは出てきません。
各人が手で適当な大きさにちぎったインジェラで、お料理を丸めとって食べるという食べ方。
素手では熱いと感じるほどのものもあったし、慣れないせいでうまく丸めとれないお料理もあります。指にお料理がついてしまいます。
日本のお味噌汁やスープといった汁気を口にしたわけでもなく、量としてもほんのこれだけなんだけど、口に運ぶのに気を使ったからなのか、もったいないと思いながらも残してしまいました。
それでも、コクのある味、油も使っていたんでしょう、そのせいか結構満腹感を感じました。
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