2012年8月12日日曜日

F 忘れることはできないけれど慣れてくる

  ほんの数日前用事があって知り合いに電話をしたらFさんの話が出てきた。


 最近練習に来ていること、相談を受けていたとのこと。

 どんな話を聴いていたのか、どんな相談を受けていたのか。

 私のこの口から出た言葉はFさんにどのように届いていたのだろうか。
Fさんの口から出た言葉はどのように響いていたのだろうか。

 一度口から出てしまった言葉は一人歩きする。
そんなこと、ずっと前から知っていたのに。

 今このラインの向こうで、なぜ私に話しているのか。
私に、どうしろと話しているのか。



 忘れなければと思っていた。
 矛盾だろうけど、返事が来たら何かコンタクトがあったらうれしいなぁと願いながらも、忘れなければと思っていた。

 それなのに、なんで今。
そっとしておいてほしい、いまさら と思った。





 実際に起きたこと、自分がしたことをなかったことにはできない。都合よく忘れてしまうこともできない。
 そんなこと自分でもよくわかってる。



 だけど感謝しています。

 少しずつ薄くなっていくんです。

 だんだん慣れてくるんです。


 そんな私を突然見舞ったアクシデント。
自分がしたことの結果なんだから因果応報。

    

 確かに 私は FさんにEメールを送った。 

 Fさん。だれもがやっているわけではないアフリカの太鼓だから、そこでの知り合いは単なる知り合いというのではなくて“仲間”だと思って。

  仲間だからという頭があったものだから、見過ごせない内容のEメールに気軽に返事を送ってしまった。



 相変わらず私は甘いなぁ。

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