この度の原水爆禁止世界大会で表明された「国連はみなさんのパートナーだ~」というパンギムン事務総長のメッセージを喜びます。
神はなぜにこうも試練を与えるのでしょうか? こちらが解決(兆し)すればまたこちら・・・
そのような状況の中、自身に困難を抱えながらも国連が一段と役割を果たしてきているのは間違いないと思います。
不満を訴える国・グループ・人でも交渉・解決において国連を十分に認めていると確信しています。
5カ国からなる国連安全保障理事会の常任理事国から見ると、昔のように意が通らなくなってきたという事でもあるので面白くないでしょうけれど。
UN(国連)において常任理事国の持つ力はとても大きいものです。
その最たるものは“拒否権”かな。
第2次世界大戦後、ドイツ・イタリア・日本を中心とする枢軸国に対した連合国も、資本主義・社会主義という体制の違いから新たな対立構造が生まれ、戦争による混乱も収まらない中、圧倒的な国力の差もある中で作られたしくみともいえるのでしょうか。(すごく大雑把なまとめ方!!)
当時は確かに一国の暴走を止めるには一つの選択肢だったんだと思います。
ただし現在では、シリアの内戦状態をなんとか力を合わせて解決しようとしているのに対してこの拒否権を行使して犠牲者をどんどん増やしているという弊害も生んでいます。
19世紀は南アメリカの国々が植民地支配からの独立を果たした世紀でした。
20世紀はアジア・アフリカの国々が困難を抱えながらも多数独立を果たしました。
そして国連に加盟しました。
この新たに加盟した国々にも等しく一票が有るわけです。 素晴らしい!
国連安全保障理事会の常任理事国の意にそぐわないことには拒否権を行使するとはいっても、独立した国にも一票が有り。それらの国々が、非同盟諸国という形で協力しあう中でだんだんバランスも変わってきました。
抑止力としての核に対する考え方も変わってきました。
お金を出すんだから言うことを聞け! みたいで国連拠出金の義務を果たさないアメリカをはじめとする国々には必ず反省し責任を果たしてもらいたい。
それこそが世界平和への第一歩になると思います。
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